動物園前一番街 DobutsuenmaeIchibangai  

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動物園前一番街 DobutsuenmaeIchibanngai


                           商店街の沿革
 
 飛田本通商店街振興組合 ( 愛称 「動物園前一番街」 )
 
 昭和49年7月に設立された飛田本通商店街振興組合は、大正時代に築かれた日本最大級の花街といわれた飛田新地を中心に自然発生的に形成された8商店街組織の一つで、大阪市営地下鉄の御堂筋線・堺筋線の動物園前駅すぐのところ、JR大阪環状線・南海本線・南海高野線新今宮駅から徒歩3〜5分くらいに位置するたいへん交通の利便性の高いところにあるため、飛田地区商店街の中心的役割を担ってきた。赤線廃止以降、高度成長期には、大阪万博を中心とした旺盛な建設需要により多くの建設労働者が、近隣のあいりん地区などに流入し、昭和50年代初め頃まで、その人々の消費に支えられ商店街は、たいへん賑わっていた。
 しかし、ご多分に漏れず、バブル崩壊によって、デフレ経済が進行する中、労働者の就労機会の減少とそれら人々の高齢化及び生活保護受給者の急増により消費需要が低迷し、商店街の空き店舗が急増した。また、同地域は建設労働者が待遇改善を求めて、暴動が多発するなど、交通の利便性が高いにもかかわらず、一般市民が近づきがたい、たいへん暗いイメージが強かった商店街を一般の主婦やフャミリー層が安心して通行できるまちづくりを行うため、関西国際空港開港(平成10年9月開港)の話が持ち上がると、平成6年に商店街イメージアップ委員会を設置して、イメージの刷新を図るため、商店街で事業を営む長老組合員を説得し、一般消費者によろこばれる夏と冬の大売り出しやガラガラ抽選会を実施するとともに、天王寺動物園に隣接していることもあって、平成10年から愛称を「動物園前一番街」と称し、地域住民に親しまれるまちづくりを目指した。
 更に、平成15年3月、国と大阪府の補助事業である商業基盤施設整備事業によって、昭和50年に設置したルーバー式の旧アーケードが老朽化していたことと暗いという来街者の声が多かったことから、自然光を取り込んで明るくするため切妻型(三角屋根)でポリカーボネートのアーケードに総事業費約64,000千円でリニューアルし、明るく洗練された親しみのある商店街に変貌させるとともに、商店街の更なるイメージアップと国道43号線を挟んで商店街の北側にある大阪のシンボルの一つでもある通天閣を有する新世界地区の観光客が流入するように、アーケード北入口に全国的にも珍しくユニークな象やキリンなどの動物モニュメントを設置した。
 また、同商店街のある西成区が大阪市内で最も高齢化率が高く、救急搬送も多かったことから、平成19年度にはAED(自動体外式除細動器)を設置するとともに、平成20年度には防犯カメラを設置し、それまで多かったひったくりや強盗などの犯罪抑止に努めるなど、まちの安心・安全に積極的に取り組んでおり、地域住民だけでなく、地元の警察署や消防署から高く評価されている。
 一方、平成22年3月、国の中小商業活力向上事業を活用して旧アーケードと同時期に設置したカラー舗装が経年劣化していたため、高齢者も安心して通行できるバリアフリー型のカラー舗装にリニューアルを図った。
 そのような努力の結果、観光客は勿論のこと、関西空港開港以降、商店街周辺にたくさんあった日雇い労務者用の簡易宿舎を観光客用のホテルに改装するところが増加し、それらのホテルに滞在するいわゆるバックパッカーと呼ばれる外国人観光客など、従来にない顧客が流入するようになり、毎年、実施していた売出し事業では、それらの顧客に対応できないため、平成24年度より空き店舗を活用して地域住民や来街者、組合員に科学というものを身近に知ってもらうためのセミナー「サイエンスカフェ」(カフェのような気楽な雰囲気の中で科学を語り合ってもらうまちゼミのようなもの)を大阪大学と連携して開催するとともに、平成25年からは来街する外国人観光客に対して、近隣のホテルの協力を得て、お茶や華道など日本の文化を体験してもらう事業を創設し、中国語や英語で対応する店舗も現れ始めるなど、組合員店舗の事業経営の向上と快適な地域コミュニティの構築に貢献している。